公開セミナー「文化的トラウマ」
公開セミナー「文化的トラウマ」

公開セミナー「文化的トラウマ」

TICC(トラウマインフォームドケア)との共催イベントです。
本イベントでは、コウ博士をお迎えし、植民地化・災害・戦争といった共有されたトラウマ体験によって、文化が歪められ、損傷を受け、さらには破壊されていく過程、すなわち「文化的トラウマ」の発生についてご講義いただきます。明治期の文化的トラウマが、1890年代からアジア太平洋戦争終結まで続く日本の軍事的侵略の流れにどのように影響したのか、さらにその戦争や戦後7年間のアメリカ占領、それに続く急速な近代化によってさらに文化的トラウマを被ることになった経緯についてお話しされます。コウ博士は、文化的トラウマが数世代にわたり伝達され、文化や国家を永久に変容させ得ると指摘します。過去15年間にわたり、文化的トラウマを癒やすための文化的作業の概念を構築してこられました。それは文化を批判的に検証し、良質で必要な要素を強化し、悪質で破壊的な要素を変えることを含んでいます。一緒に文化的トラウマについて考えてみましょう。

※同時通訳あり

日 程:2025年12月12日(金)14:00~16:00

形 式:Zoom ※オンデマンド動画配信あり(終了後1カ月間を予定)

参加費:2,000円

講 師: Eugen Koh(オイゲン・コウ) 精神科医、メルボルン大学 人口・国際保健学部上級研究員
    Psychiatrist/ Senior Fellow,Melbourne School of Population and Global Health, University of Melbourne

申し込み:https://tic-1212.peatix.com/

オイゲン・コウ博士は、オーストラリア・メルボルンを拠点とする精神科医・精神分析心理療法士です。15年以上にわたり、オーストラリア中央砂漠の先住民コミュニティや、北アイルランドの紛争後コミュニティなど、トラウマの影響を受けた世界各地の人々と協働してきました。また、日本におけるトラウマ関連プロジェクトにも数多く貢献し、TICCの設立にも携わりました。コウ博士は、日本の戦争トラウマの長期的な影響を探求・議論するための研究者、芸術家、作家、コミュニティ組織者、指導者からなるネットワーク構築において中心的な役割を果たしてもおられます。特に、紛争後/戦争社会における文化的トラウマ研究の代表的研究者の一人です。現在は立命館大学の客員教授も務めています。

主催者

TICC