第17回戦争社会学研究会大会 開催のお知らせ
■第17回戦争社会学研究会大会■
日時:2026年6月27日(土)13:50-17:00(開場は13:00)
6月28日(日) 9:30-15:10(開場は9:00)
会場:新潟大学駅南キャンパスときめいと 講義室A・B
・アクセス:https://www.niigata-u.ac.jp/university/facility/tokimate/access/
(JR新潟駅南口から徒歩3分 ※五十嵐キャンパスではありません)
開催方式:対面のみでの開催
参加費:会員無料、非会員1,000円
※懇親会を会場周辺で開催予定です。参加者は申し込み時にお知らせください。費用等の詳細は別途ご案内します。
参加申し込み:会員・非会員ともにPeatix(ピーティックス)で6月15日(月)23:59までに申し込んでください
(https://ssw17thconference.peatix.com/view)。
申込後の返金はいたしません。Peatixで期限内にチケットをご購入されていない方の参加には、各券種区分に1,000円を加算した金額をいただきます。
問い合わせ先:ssw.plac@gmail.com(企画委員会/大会事務局)
・研究会に入会を希望される方は入会案内をご確認のうえ、研究会事務局(ssw.adm@gmail.com)までご連絡ください。新規入会者が大会に会員価格で参加するには、大会参加申し込み時点で入会申し込みと年会費納入をしている必要があります。
・会員の方は2026年6月15日までに2026年度会費を必ず納入してください。期限までに2026年度会費が納入されていない場合は非会員価格になりますのでご注意ください。2026年度会費の納入状況がわからない場合は、研究会事務局(ssw.adm@gmail.com)までご連絡ください。
- プログラム
◉ 6月27日(土) 会場:講義室A
開場(13:00)
開会あいさつ(13:50-14:00)
シンポジウム「語れない戦争体験」の現在地―女性の帝国内移動と戦後日本社会―
【趣意】
女性たちの「語れない戦争体験」と聞くと、深刻なトラウマを抱えるような体験という被害者性がまっさきに思い浮かぶ。外地へ渡った女性たちについては近年、「からゆきさん」や慰安婦、引揚女性をめぐる性暴力に関わる研究が先行しており、これまで語れなかった被害者としての女性たちの戦争体験が着目されてきた。それらの研究が重要な議論を展開してきた一方で、このような被害者性が強調される議論には必ずしも当てはまらない女性たちの戦争体験も多く存在する。被害者性が付与されない女性たちの戦争体験は、戦後日本社会において、戦争責任を糾弾するまなざしに晒されており、それらもまた「語れない戦争体験」となっていった。外地へ渡った女性たちは、社会階層や職業、移動の経緯をみても決して一枚岩ではなく、彼女たちが、どのように外地へ渡り、どのような生活を送り、またどのような記憶や葛藤を抱えながら戦後日本社会を生きていたのか、明らかにされていないことは多い。
当事者が「語れない」だけでなく、研究者もまた、被害者性を纏わない女性を対象とする研究を、植民者の歴史でしかないと退けてきたきらいがある。当事者においても、研究の場においても「語れない」状況が続いてきたことは、何を不可視化させていたのだろうか。本シンポジウムでは、外地の都市部で近代的な生活を送っていた女性たちを対象とし、外地へ渡った経緯や外地での生活、引揚げ後の日本社会(沖縄を含む)での歩みに着目する。外地の都市部に渡った女性たちをめぐる「語れない戦争体験」を切り口として、戦後日本社会の戦争体験をめぐる記憶の磁場を批判的に検討することを試みたい。
【報告】
松田ヒロ子(神戸学院大学) 「『沖縄系』の人びとの植民地経験と戦争経験」
飯田未希(立命館大学) 「戦時期に外地で就職した女性たち」
佐藤量(広島修道大学) 「女学生の満洲記憶と戦後日本社会」
コメント:蘭信三(関西外国語大学/国際日本文化研究センター)
司会:大石茜(松山大学)
懇親会(18:00-20:00)
◉6月28日(日)
開場(9:00)
個人報告 午前の部(9:30-12:00)
講義室A 司会:塚田修一(相模女子大学)
1.島田翔太(群馬県立沼田高等学校教諭)
「浅間山演習場と地域社会――陸軍演習場の戦中と戦後」
<メンター:清水亮(慶應義塾大学)>
2.南川智子(広島大学・院)
「江田島の歴史を刻む洋館「海友舎」──所蔵資料調査に至る経緯を中心に」
<メンター:深谷直弘(長崎県立大学)>
3.前原明彦(防衛大学校)
「私の歴史実践──横須賀と所沢、旧軍から米軍を経た防大・防衛医大の設立」
講義室B 司会:野上元(早稲田大学)
4.野村綾子(一橋大学・院)
「アジア・太平洋戦争期における戦死をめぐる遺族の応答――海軍人事部宛書簡からみる」
<メンター:木村美幸(岐阜聖徳学園大学)>
5.中森柚子(上智大学・院)
「占領期日本における戦災孤児・浮浪児からみる男性性の再構築」
<メンター:児玉谷レミ(一橋大学)>
6.森伸之(佛教大学・院)
「旧日本陸軍航空将校のライフコースの変遷に関する一考察」
個人報告 午後の部(13:00-15:10)
講義室A 司会:長島怜央(東京成徳大学)
7.藤田浩之(京都大学・院)
「周縁化と不可視化に向き合う慰霊碑」
8.渡部春奈(津田塾大学)
「「不可視化」される慰霊──インパール作戦の慰霊とパゴダ」
9.松田ヒロ子(神戸学院大学)
「現代台湾における<戦争>と<平和>──市民防衛活動のフィールド調査に基づく考察」
講義室B 司会:立田由紀恵(東京大学)
10.大石高志(神戸市外国語大学)
「第2次世界大戦期の日本における松脂/松根油の収集事業──戦時体制と緑化・造林運動」
11.加藤直(聖心女子大学・院)
「〈歴史問題〉をいかに語るか──NHKドキュメンタリストの実践とジャーナリズムをめぐる力学 (1990-2006)」
12.伴野崇生(慶應義塾大学)
「映像メディアは難民をいかに語ってきたか──NHK番組アーカイブスを用いたインドシナ難民表象の質的検討」
15:10 閉会あいさつ




