2021年度第1回オンライン例会
戦争社会学研究会第1回例会
テーマセッション「戦争を『あらわす』ということ~大川史織(編著)『なぜ戦争をえがくのか――戦争を知らない表現者たちの歴史実践』(みずき書林、2021年)を手がかりに~」
◇日時:2021年9月25日(土)14:00-17:00 *参加自由・無料
◇会場:Zoomを用いたオンライン開催
〇趣意:
戦後76年が経過し、日本の人口の85%が戦後生まれという時代を迎えました。
そうしたなか、多くの表現者たちが戦争と接点をもち、多彩な手法で戦争が表現されています。戦争を知らない世代が、どのように思考をめぐらし、なぜ戦争を「あらわす(表す/現す/著す)」のか。そして、その歴史実践にどのような意味があるのか。
映画監督の大川史織氏が、さまざまな表現者たちと対話した記録である『なぜ戦争をえがくのか――戦争を知らない表現者たちの歴史実践』を手がかりに、多様な観点から戦争を「あらわす」ということについて考えます。
〇登壇者:
【報告者】
・大川史織 氏(映画監督)
監督作品にドキュメンタリー映画『タリナイ』(2018年公開)。編著書に『マーシャル、父の戦場――ある日本兵の日記をめぐる歴史実践』(みずき書林、2018年)など。
・寺尾紗穂 氏(音楽家、文筆家)
著書に『南洋と私』(リトルモア、2015年)、『あのころのパラオをさがして――日本統治下の南洋を生きた人々』(集英社、2017年)など。
・小田原のどか 氏(彫刻家、評論家、出版社代表)
編著書に『彫刻1――この国の彫刻のはじまりへ/空白の時代、戦時の彫刻』(トポフィル、2018年)、最近の論考に「近代を彫刻/超克する」(『群像』2021年6月号)など。
【コメンテーター】
・根本雅也 氏(松山大学)
専門は社会学。著書に『ヒロシマ・パラドクス――戦後日本の反核と人道意識』(勉誠出版、2018年)、共編著に『原爆をまなざす人びと――広島平和記念公園8月6日のビジュアル・エスノグラフィ』(新曜社、2018年)など。
・林英一 氏(二松学舎大学)
専門は日本近現代社会史。著書に『南方の志士と日本人――インドネシア独立の夢と昭和のナショナリズム』(筑摩書房、2019年)など。
【司会】
四條知恵 氏(広島市立大学)
専門は歴史社会学。著書に『浦上の原爆の語り――永井隆からローマ教皇へ』(未來社、2015年)など。
〇プログラム:
14:00 開会・趣旨説明
14:05 報告:大川史織氏、寺尾紗穂氏、小田原のどか氏
15:20 コメント:根本雅也氏、林英一氏
15:50 全体討論
16:55 閉会
〇参加方法
非会員の方は、戦争社会学研究会事務局までお問い合わせください。
ssw.plac@gmail.com
<注意事項>
・質疑応答時、質問のある方は基本的にリアクションの挙手機能で意思を表示いただき、司会の指名を受けてからご発言ください。
・発言しない時はマイクをミュートにしていただきますよう、ご協力ください。
・その他、スムーズな進行にご協力いただきますよう、お願いいたします。