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戦争社会学研究会・関東例会

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戦争社会学研究会・関東例会
日時:2013年7月7日(日)14:00-
場所:慶應義塾大学三田キャンパス・大学院棟1階313教室   戦争社会学と<調査>
報告者:木村豊(慶應義塾大学大学院)・深谷直弘(法政大学大学院)
司会:塚田修一(東京都市大学非常勤講師)
討論者:好井裕明(日本大学)、柳原伸洋(東海大学)

 戦争を社会学的に研究する際のアプローチの多様さとその可能性の豊かさに関しては、『戦争社会学ブックガイド』(創元社・2012)およびこれまでの大会においても模索・議論されてきた。
 それらをゆるやかに踏襲しつつ、本例会においては、戦争社会学と<調査>を再考したい。とは言っても、調査の方法論や精緻さをあれこれ議論するのではなく、もっとパフォーマティヴに<調査>について考え、戦争社会学の可能性を引き出してみたいと考えている。
 今回は、先頃上梓された『被爆者調査を読む』(慶應義塾大学出版会・2013)に寄稿していらっしゃる木村豊氏と深谷直弘氏をお招きする。木村氏は東京大空襲を、深谷氏は長崎をフィールドに、主にインタビュー調査によるお仕事を積み重ねてこられた。だが、同書の中で、お二人はそれらとは質の異なる調査資料に出会われ、また異なる調査記述をなさっている。そこでは、いかなる可能性(あるいは不可能性)を感じられたのか、語っていただく。
 討論者として、日本の社会学における質的調査をリードしてこられた好井裕明氏と、実証的な歴史学からサブカルチャーに至るまで幅広い領域で研究をなさっている柳原伸洋氏をお迎えする。