『戦争社会学研究』第1巻の購入方法に関するお知らせ
以前より、度々ご質問を頂いておりました『戦争社会学研究1 ポスト「戦後70年」と戦争社会学の新展開』の購入方法についてお知らせいたします。
現在、出版時の会社と注文可能な会社が変わっております。このため、紙媒体の書籍をご用命の場合は、下記のリンクより出版社へ直接ご注文頂く必要があります。
(画像をクリックすると現在購入可能な出版社のHPへ移動します。)
『戦争社会学研究』創刊号
『戦争社会学研究』第1巻の内容は、以下のようになっております。
定価:本体2200円+税
2017年4月刊行
内容紹介
戦争や軍事は、人文社会科学にとって、私たち「人間」が群れを作り、他者と関わりながら自由と平等、秩序や安全を折りあわせる場である「社会」の存立そのものに関わる根本的な領域である。あまりに重要すぎて、すべてに透徹する真理、すべての人を納得させる原理・原則はないと考えた方がよい。私たちが自由な社会にいる以上、様々な立場があって当然な対象領域である。
それゆえ、ここで求められているのは、巨大な社会問題としての戦争と軍事を、市民が討議するための題材の提供や論点の整理であり、討議をより活発にし有意義にするための創発となることである。
目 次
創刊の言葉/野上元
〈特集1 ポスト「戦後70年」と戦争社会学の新展開〉
特集企画にあたって―ポスト「戦後70年」と戦争社会学の新展開/福間良明
「戦争社会学」が開く扉/野上元
感謝の発露と美化批判―ポスト戦後七〇年の対立軸/井上義和
「特攻による活入れ」という衝撃―「記憶の継承から遺志の継承へ」モデルの批判的検討/蘭信三
シズメとフルイのアップデート/西村明
〈特集2 「空襲の記憶」の境界―時間・空間・学問を越境して〉
企画の趣旨、そしてそれをさらに「越える」ために/柳原伸洋
「防空」という視座―「防空」と「空襲」/「空爆」のあいだ/長志珠絵
ダーウィン空襲の記憶―「オーストラリア国防の最前線」を語り継ぐ/鎌田真弓
軍事化に抗する「戦争の記憶」―ドレスデン「〈一九四五年二月一三日〉協会」の歩み/木戸衛一
社会学はいかに空襲を記述できるのか?/木村豊
空襲の記憶とポスト戦後/西村明
〈投稿論文〉
一九五〇年代末―七〇年代初頭のSF ショート・ショート作品における核エネルギー表象/森下達
編集後記/西村明