遺骨収集

7月 18, 2008 under 調査・研究

遺骨収集に関して、現在でも手に入る一般書はかなり少ない。
この中の写真集は、以前、沼津明治資料館でパネル展示をみたことがある。

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硬軟取り混ぜて

7月 18, 2008 under 読書

夏休みに読む用の書籍。
たまに本屋の文庫や新書コーナーに行くと発見がある。

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鈴木二郎先生のご著作

7月 16, 2008 under 読書

鈴木二郎先生が亡くなったのは7月2日で、すでに近親者のみの密葬にて、葬儀は済まされたとのことだった。
先生は92歳。
大往生であられたと思う。
実は先生とは誕生日が一緒だ。
だから、いつでもすぐに先生のお歳が判る。
ちょうど49年ちがう。
ほぼ半世紀のちがいだ。
この半世紀、アジア太平洋戦争やその後の世界を実体験してこられた方だ。
兵役を拒否された有名なお話には深く感銘を受けた。
学部の時には面識がなかったが、卒業論文の副査をやっていただき、その口頭試問の時が初対面だった。
非常に高く評価してくれたことは今でも忘れられない。
「研究者となる才能は十分ですね」などという言葉を面と向かって言われたのは初めてだった。
うれしかった。
大学院に進学し、おそらく、正規の院生としてはオレが最後の学生だった。
修士は2年間なのであるが、最初から3年間やりなさいと指導された。
文化人類学はもとより、英語の、それこそ発音までなおされ、徹底的に鍛えてくださった。
両切りの、缶ピースを加えながら指導されていた研究室でのお姿を、今でも鮮明に思い出すことができる。
博士課程は、某国立大で文化人類学を続けるように言われて、紹介状も書かれて送られていたようだ。
結局、オレの方で言うことをきかなかったのだが。
思えば、最後にして、できの悪い、なんと不祥の弟子であったことだろうか。
先ほど、Amazonで現在でも入手できるご著作を調べてみた。
マンハイムの『イデオロギーとユートピア』の翻訳は、いまでも未来社から出ている。

初期の頃の社会学関係のものは古書でもかなり高値がついている。
『社会人類学年報』を別とすると、やはり先生が関心を持たれていた人種・民族・差別関係のものが多い。
最後の方のブックレットは姜尚中などとも連名になっている。
やはり先生は、この分野を切り開いた方であった、ということだろう。
人種と偏見 (1969年)
社会科学入門 (1966年) (現代教養文庫)
社会科学の先駆者たち (1972年)
白・黒・黄色―差別と遍見の構造 (1973年)
抗議と偏見 (1971年)
アメリカの人種的偏見―日系米人の悲劇 (1970年)
イデオロギーとユートピア (1968年)
都市と村落の社会学的研究 (1956年)
アパルトヘイト―文書・記録による現代南アフリカの研究 (1974年)
日本と朝鮮を考える (1978年)
黒いアメリカ人 (1957年)
未開人の社会組織 (1950年)
現代社会と部落問題
民族の共生をもとめて (部落研ブックレット)
今、まがりなりにも大学で社会学や文化人類学を講じ、日本文化人類学会にも所属し、講義では様々な差別の問題を必ず扱っている。
その下地は、鈴木先生との出会いがなかったら、決して得られなかったものだ。
その意味では、なんとか弟子の末席に加えていただけるものと信じている。
今後、先生の学問的な業績を、自覚的に引き継いで行こうと思う。
何か、自分の研究における大切な核を自覚させられた様な気もする。
また、若い頃の、心の中にあった志のようなものも。
もっとも、型にはまった生き方の大嫌いな先生だったから、オレはオレなりに、自由にやるつもりであるが。
大いなる先人に敬意を表して、謹んでご冥福をお祈りいたします。

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鈴木ゼミ出身のみなさまへ

7月 16, 2008 under 日記

先ほど、大学院時代の恩師である鈴木二郎先生の訃報を知った。
ショックで、ちょっと言葉を失っている。
少しでも気を落ち着かせようと、一度外へ出て、タバコをすってから、今、これを書いている。
近く、関わっていた本が出版されるので、それでも手土産にして久しぶりに会いに行こうと考えていた矢先だった。
実は春に、遊びに来なさいとの葉書を頂いていたのだが、さりとて何もご報告することのない我が身を恥じて行きそびれていたのだ。
慙愧の念に堪えないというのはこういうことをいうのであろう。
なんてこった。
・・・・。
もしもこれを読んでいる鈴木ゼミ出身の方がいたら、連絡を下さい。
メールはこのページの右側の下の方のprofileのところにリンクがあります。

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許し難し

7月 11, 2008 under 時事・社会

最近、報道されている大分で日常化していた教員採用の不正。
本当に許せないし、これ以上、許していはいけないことだと思う。
教員採用試験にむけて努力している学生や、浪人して頑張っている元学生などを知っているだけに、一層その思いは強い。
不正に合格し、口利きだなどと人前で公言しているような現職の教員たちも合わせて辞めさせるべきだ。
口利きを行った県会議員たちも同様だ。
辞表を受けるのではなく、免職にして退職金なども支払われないようするのが適切であろう。
こうした汚職を許していては、社会システム自体が機能しなくなる。
やがては一国が滅ぶことにもなりかねない。
由々しき事態なのである。
このような者たちが、人を教え、人に評価を下し、人を選んでいるようではこの国の未来はない。
まずは不正に対し、厳正に対処できるかどうかにかかっているといえる。
文部科学省や裁判所がきちんと指導すべきだ。
いくら厳しくても厳しすぎることはない。
腐敗した大人たちを教壇に立たせるべきではない。
彼らが立つべきは、裁判所の被告席だ。
また、採用試験の制度は全国で同じなのだから、こうした不正が大分一県だけで行われたのだとは到底信じられない。
他の都道府県も総ざらいして、不正や汚職は一掃すべきであろう。
タレコミでも内部告発でも、情報の受け皿となる窓口を設置すべきだ。
一時的に教員が少なくなろうが、きちんとした、能力のある人間を雇い、刷新すべきだろう。

<教員採用汚職>高校でも口利き 小学校からすべてで不正
7月11日2時31分配信 毎日新聞
 大分県の小学校教員採用を巡る汚職事件で、同県の高校教員採用でも不正が行われていたことが分かった。収賄容疑で再逮捕された県教委義務教育課参事、江藤勝由容疑者(52)は中学教員採用でも不正な口利きをしていたことが判明しているが、高校教員採用は同課とは別の課が所管しており、小学校から高校までの教員採用すべてで不正が行われている実態が浮かんだ。
 県警も同様の情報を入手しており、裏付けを進めている模様だ。
 高校教員の採用試験は、小・中学校教員と同様に7月から9月にかけて実施される。1次は筆記や面接など、2次は模擬授業や面接などがある。08年度採用試験は588人中26人(競争率22.6倍)、07年度は764人中27人(同28.3倍)がそれぞれ採用された。この競争倍率は07、08年度の小学校教員採用試験の約11倍より2倍以上高くなっている。
 高校教員の採用を所管する課での勤務経験がある元県教委幹部は「口利きなどの不正を頼まれたことがあった。主に県議会議員が多かった。ただ自分は口利きを受けても断った」と話した。
 また、県内のある高校教員の男性は「高校教員は小、中より採用が少なく競争率が高い。(採用試験に際して)コネやカネ、商品券を贈るのは当たり前。同僚教員が約20人集まった会で、不正採用で入ったことを明かした教員がうち半数もいたほどだ」と話した。
 小学校教員採用では江藤容疑者が、口利きを受けた受験生に最大100点以上を加点する一方、本来合格だった約10人を不合格としたとされる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080711-00000012-mai-soci

しかし、肝心の文科省でも幹部の収賄が発覚し、3人が免職となった。
免職であったことが、せめてもの良心か。

贈賄業者から過剰接待 幹部3人懲戒免 文科省
7月11日8時1分配信 産経新聞
 国立大発注の施設整備事業に絡む汚職事件で、文部科学省は10日、贈賄側の五洋建設の子会社顧問、倉重裕一被告(58)=贈賄罪で公判中=から接待や物品の提供を受けたとして、国家公務員倫理法違反で3人を懲戒免職、4人を減給や戒告処分とした。ほかにも国立大学法人職員や退職者11人が倉重被告とゴルフや会食を行っていた。
 懲戒免職は、長沢護・文教施設企画部参事官(53)▽中島省吾・同部参事官付企画官(52)▽沢本清史・前筑波大施設部長(54)。
 中島企画官はゴルフ19回、飲食6回など計52万円相当の接待を受け、倉重被告に予算資料を提供した。長沢参事官は計74万円相当の接待のほかゴルフクラブ(30万円)、沢本前筑波大施設部長は計84万円相当の接待のほかエアコン4台(60万円)を受け取っていた。
 また、管理監督責任があるとして舌津一良・文教施設企画部長を戒告とするなど計9人を処分。渡海紀三朗文科相は俸給1カ月を全額返上する。
最終更新:7月11日8時1分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080711-00000079-san-soci

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定住しない者たちには人権はないのか?

7月 4, 2008 under 時事・社会

いわゆるジプシーなどと呼ばれてきた定住しない民族が現在のロマ人だ。
ヒトラー政権の下でも虐殺されてきたが、一般にはユダヤ人ほどその事実は知られていない。
近代の人権とは定住・勤労・納税と引き換えに得られるものなのだろうか。
ただ、この訴えがカトリックの団体から起こされたことは興味深い。

<イタリア>ロマ人全員の指紋押なつ政策 民族差別と批判
7月4日20時20分配信 毎日新聞
 【ローマ藤原章生】カトリックの慈善団体「聖エジディオ共同体」は3日、ローマで記者会見を開き、ベルルスコーニ政権が進める、子供も含めたロマ人全員の指紋押なつ政策を「民族差別で、欧州委員会の規則を侵害している」と訴えた。
 この政策は、右派政党・北部同盟選出のマロニ内相が治安維持のために取り入れた政令で、都市周辺部の集落に暮らすロマ人に、身元特定のため指紋押なつを義務づけるもの。すでにナポリで始まり、7日から全国に広がる予定だ。
 イタリア政府は滞在許可証を持つ外国人に指紋押なつを課しているが、今回はイタリア国籍を持つ人も対象だ。共同体のマルコ・インパリャッツォ代表は「特定の民族に対する差別で、欧州委員会の反差別法に反する。民族で人を識別することが、欧州の主要国で行われていいのか」と政府を批判した。
 マロニ内相は2日の議会で「国民の安全と(ロマ人)キャンプに暮らす子供たちを保護するため、身元特定が必要だ」と語っている。
 レプブリカ紙によると、ロマ人は欧州で約1200万~1300万人おり、イタリアには約14万人が暮らし、その半数がイタリア国籍を持っている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080704-00000121-mai-int

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