近年のデジタル・アーカイヴの充実ぶりには目覚ましいものがある。
ひとつはGoogleブック検索。
これは日本語インターフェイスに対応している。
手に入りにくい洋書などの画像(いわゆる中身検索)のみではなく、どの本から参照されているか、といった情報まで表示される。
さらにそこから他の本の中身へもリンクしているのだ。
試しに、Julie-Marie Strangeという人のDeath, Grief and Poverty in Britain, 1870-1914を検索してみたが、やはり内容をある程度読むことができ、脚注なども見ることができるので、どのような本なのかがよく分かる。
もう一つは、先日の研究会の懇親会で某大学の院生から教えてもらった。
英国の新聞であるThe Times紙もオンラインで紙面を検索できるようになっている。
さっそく訪問してみたが、その充実ぶりと使い勝手のよさに驚いてしまい、しばらく没頭してしまった。
このサイトでは1785年から1985年までの100年間の紙面そのものがキーワードによって検索できちゃう。
紙面をjpgで保存したり、E-mailに添付することもできる。
すごいなあ。
図書館蔵書目録のデータベース化など、文献渉猟という点で、研究環境は格段に進歩している。
昔は、国会図書館へ行き、アルファベット順に(紙の)カード化されている目録を引出しから、よいしょっ、と引出し、指でパラパラめくってゆく、という作業をやっていた。
まさに隔世の感がある。
とはいえ、あの労力は無駄だったかというと、実はそんなことはなくて、研究という業について何かしら身体化されているのだと思う。
デジタル・アーカイヴ
「宗教と社会」学会プロジェクト「宗教とツーリズム」の第3回研究会
最近、研究会づいている(笑)。
6月は、週末を、日本人類学会、「宗教と社会」学会などに出席し、週末はいろいろな研究会に出かけている。
昨日は以下の研究会へ参加した。
「宗教と社会」学会プロジェクト「宗教とツーリズム」の第3回研究会
日時: 6月28日(土)14時~18時
場所: 筑波大学東京キャンパスE013教室(地下鉄メトロ丸の内線茗荷谷駅徒歩3分) http://www.tsukuba.ac.jp/access/otsuka_access.html)
発表者
1.巡礼とモダニティ―四国遍路を中心に―
森 正人氏(三重大学)
2.「聖地を認定する人々~船井幸雄・江原啓之・深見東州~」(仮題)
寺石 悦章(四日市大学)
専門を異にする方々のアプローチは勉強になる。
研究会は、その後の懇親会も楽しみのひとつである。
國學院大學研究開発推進センター第17回「慰霊と追悼研究会」
研究会に参加してきた。
國學院大學研究開発推進センター第17回「慰霊と追悼研究会」
日時:2008年6月27日(金)18:00~20:00
場所:國學院大學渋谷キャンパス
学術メディアセンター(AMC)5階 会議室06
題目
阪本是丸氏(國學院大學教授、國學院大學研究開発推進センター長)
「慰霊か、顕彰か」
ご報告それ自体も興味深かったが、質疑応答や議論において、氏の学問的なお立場が鮮明にとなった。
会場には池上良正氏(駒沢大)村上興匡氏(大正大)もいらしていた。
政権の交代やメディアの注目度などに左右されることなく、このような研究会によって、学問的営為を地道に続けてゆくことは非常に重要であると考える。
これからも引き続き出席していこう。
ハリー・ハルトゥーニアン来日
ネットで知ったが(HoshinoWEB)、ハルトゥーニアンの来日公演があるようだ。
今週は厳しいが、来週の講演会には行きたいなあ。
ハリー・ハルトゥーニアン来日 ワークショップ/講演会のお知らせ第1部:ワークショップ
http://d.hatena.ne.jp/ummr/20080626/p1
『近代による超克』を読む
Reading of “OVERCOME BY MODERNITY”
日時:6月27日(金)、14時~ 17時
場所:早稲田大学 早稲田キャンパス 3号館2階 第1会議室[構内地図]
※ハリー・ハルトゥーニアン氏を迎え、コメンテーター、参加者とともに『近代による超克』の提起した問題について議論します。
第2部:講演会
グローバリズムと反アメリカニズム
Globalism and Anti-Americanism
日時:7月4日(金)、13時~16時
講師:ハリー・ハルトゥーニアン
場所:早稲田大学 早稲田キャンパス27号館 地下2階 小野記念講堂[構内地図]
どちらも事前申込不要/入場無料
主催:科研費基盤研究B「帝国の遺産と東アジア共同体」・早稲田大学現代政治経済研究・早稲田大学政治思想研究会
連絡先:早稲田大学 梅森直之研究室
『De ja vu』
今年もチケット取れず
ちょうど昨年の今頃、バナナマンのライブのチケットが即日完売していてとれなかったと書いた。
今年もそろそろかと思い、ネットをチェックしていたら、なんと昨日発売で、即日完売してしまっていた。
また今年も取れなかった・・・。
ううむ。
なんてこったい・・・。
沖縄野菜
にわか家庭菜園、2日目である。
実は、沖縄から苗や種を送ってもらった。
前の日の昼ごろに送ってもらったら、翌日の朝に自宅に届いた。
航空便とはいえ、あまりの早さに驚く。
こんな感じで届いた。
JAおきなわの運営する直売所うまんちゅ市場から送ってもらったのは、ニガナ(ンジャナ)、ハンダマ、島トウガラシの苗、エンサイの種の4種だ。
で、もはや慣れたカンジで、土作りをし、プランターに植えた。
ハンダマ。
葉の紫色はアントシアニンだそうだ。
ニガナ。
沖縄では自生しているらしい。
島トウガラシ。
すでに苗とはいえないぐらい立派になっている。
余ったのは、庭の一角に直植えした。
この夏は充実したハーブ&野菜ライフとなりそうだ。
これらの野菜について、詳しくは以下のページなどを参照。
いかにも健康にいいっぽい。
ニガナ
http://nipponsyokuiku.net/syokuzai/data/114.html
ハンダマ
http://nipponsyokuiku.net/syokuzai/data/113.html
エンサイ
http://heboen.hp.infoseek.co.jp/yasai/ensai.html
残りはエンサイの種の植え付けであるが、これは水場などを好むそうで、場所の確保が難しそうだ。
暇をみつけて、工夫してみよう。