報道によれば、アミネさん一家は特別許可が認められないこととなっている。
入管は短大合格が決まっている娘のみを留学ビザで再入国させるという提案を提示している。
しかし、再入国が確実に約束されるかの保証はない。
それを確実にさせようということだ。
いずれにしても、家族は確実に引き離される方向で進んでいる。
「人道」支援の名の下に、海外へ兵力を派遣する前に、難民の受け入れといい、国内での「人道」をまずは守るべきだ。
再入国<不法残留>一家4人でイラン帰国も 高3長女の再入国条件
1月27日12時37分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070127-00000042-mai-soci
不法残留し、最高裁で強制退去処分が確定している群馬県高崎市のイラン人、アミネ・カリルさん(43)は27日、条件が整えば一家4人でいったんイランに帰国する考えを明らかにした。高校3年の長女マリアムさん(18)の再入国が認められ、日本で1人で生活できることが条件。4回目の仮放免の期限が切れる2月の出頭時に東京入国管理局に伝える。
帰国の方針は、26日に支援団体と協議して決めたという。アミネさん一家は今月12日、3回目の仮放免期限が切れるのに伴い入管に出頭。その際、入管側は在留特別許可が認められないことを改めて通告し、短大に合格し進学を希望しているマリアムさんだけ再入国するよう促していた。
取材に対しアミネさんは「娘を日本に1人で残していくのは不安だが、やむを得ない。娘がしっかり生活できるかどうか確認したい」と話した。【杉山順平】
プロレスラーのジャガー横田夫妻はハワイで出産した。
アメリカは国籍の出生地主義をとっているため、生まれた子供は日本国籍とアメリカ国籍の二つを持っている。
日本の国籍法は出生地主義ではなく、「血統主義」をとっている。
たとえ日本で生まれようと、日本人の「血」を引いていなければ、それは日本人としては認められない。
民族的な「血」のレトリックに、法が基づいている。
(正規滞在者だけでも)200万人以上も外国人がいる日本の現実社会の実態にはそぐわないだろう。