辛酸

これはまた別の病院の待合室で、用意されている雑誌に『本の旅人』というのがあった。
角川書店から出版されている雑誌で、当然ながら角川書店の出版物の紹介や書評、著者たちへのインタビューなどが掲載されている、この上なく自社広告に近い雑誌である。
もっとも、こういう雑誌は大手の各出版社が出している、一種の宣伝でもあろうし、同時に論壇を形成しようという野心も(少なくともかつては)あったのだと思われる。

ともあれ、その『本の旅人』をぱらぱらとめくっていると、辛酸なめ子が連載していた。
「霊道紀行2」というタイトルだった。
名前は知ってはいたがタレントだったのか作家だったのか漫画家だったのか、は知らない。
彼女の文章を読むのは初めてであった。
そして、その中に「かかりつけの霊能者」というフレーズがあり、これにやられてしまった。
面白本アンテナが反応したのである(なんだそりゃ?)。

これは「2」なので第一弾があるはずである。
早速注文した。

基本ビリーバーの立場であるが、独自の、つぼを押さえた自己突っ込みの文章が笑える。

その他6冊ほど注文してしまった。

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