『がんに効く生活』

ダヴィド・S. シュレベール 『がんに効く生活―克服した医師の自分でできる「統合医療」』 渡邊 昌・山本 知子訳、日本放送出版協会、2009年。

ガン告知をうけた後、最初に読んだ本。

著者自ら悪性脳腫瘍に侵され、その経験を語っており、それは同じく告知を受けた者として心に沁み込むように深く共感できた。

私は横になり、天井を見つめた。こんなふうに人生が終わってしまうなんて、絶対におかしい。考えられない。たった今知った事実と、これまで何年もかけて自分が積み上げてきたものとのあいだに、こんなにも大きな溝があったとは・・・。長いレースになるとしてもいつか必ず意味のある成果を得られると信じて努力してきた。そして、ようやく人々の役に立つものをつくりだしていると実感していたのに・・・・。せっかくつらい時期から抜け出したところだったのに・・・。これまで、知識を深め、キャリアを積むために多くの犠牲を払い、多くのものを投資してきた。ところが突然、この先に未来がまったくないかもしれないという状況に突き落とされたのだ。(ダヴィド・S. シュレベール 『がんに効く生活―克服した医師の自分でできる「統合医療」』 渡邊 昌・山本 知子訳、日本放送出版協会、2009年、25ページ)

この本によって励まされ、ガンと闘おうと決心することができた。

記述も公平で、トンデモ系ではなく、好感のもてる良書である。

私たちは誰でも、体の中に眠っているがん細胞をもっている。どんな生物でも、体内で不完全な細胞をつくりつづけている。人間も同じだ。そしてその不完全な細胞から腫瘍が生まれる。しかし人間の体には、腫瘍の存在を探知し、その成長を抑えることができるさまざまなメカニズムが備わっている。欧米では四人に一人ががんで死ぬ。裏返せば、四人に三人はがんでは死なない。四人に三人は、自己防衛のメカニズムががんを抑えこむことができるからだ。(ダヴィド・S. シュレベール 『がんに効く生活―克服した医師の自分でできる「統合医療」』 渡邊 昌・山本 知子訳、日本放送出版協会、2009年、11ページ)

こちらは原書。

2009年にはNewEditionが出ている。
Amazon.comの紹介ページでは、著者の映像を観ることができる。

こちらである

http://www.amazon.com/Anticancer-New-Way-Life/dp/0670021644/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1302604274&sr=8-1


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